関連団体での活動報告
Shorinji Kempo

県北小教区達磨祭を開催しました。

コロナ感染症が5類に分類移行されたことにより、4年ぶりに小教区の達磨祭を開催することができました。達磨祭は達磨大師を礼拝し、その遺徳を偲び、そこに会した拳士が「拳禅一如」の修行に精進することを誓う儀式です。参加道院の拳士は、それぞれ緊張感と連帯感を持って厳粛な雰囲気の中で「禅の儀式」に臨んでいました。

また、今回の達磨祭では単に儀式を行うだけでなく、「拳の修練」を目的とした易筋行が行われ、各道院の拳士の交流の場となりました。特に連続複数法形の演練では、違う道院の拳士が逐次入れ替わって演練し、最初は緊張や戸惑いが見られましたが、すぐに打ち解けて和気あいあいとした雰囲気の中で易筋行を進めることが出来て有意義な活動になったと思います。

式典の最後に「少林寺拳法の価値を伝えるためには」をテーマとして法座を行い、指導者の高齢化と新入門の減少という現在の環境下で如何に少林寺拳法の良さを伝えていくかの問題について討議し、道院から地域社会に向けて情報発信していくことの重要性を再認識したことで、達磨祭のより一層の理解を深める場とすることができたと思います。