「コロナ禍で学んだこと」
2020年1月16日に横浜港に停泊したダイヤモンド・プリンセス号に乗船していた男性の
感染(日本第1号)が確認されてから、世の中は「コロナ禍」と呼ばれ約3年3カ月が経過し、
3/13より国は「マスク着用は個人の判断に委ねる」とし、5/8からは、新型コロナウイルスの
感染症法の分類が5類感染症(季節性インフルエンザと同等)に位置づけられる見通しとの事。
コロナはこれまで目に見えなっかたものを見えるようにしてくれましたし、今まで普通にで
きていたことが、明日も同じようにできるとは限らない事を学び、あたりまえと思っていた
「日常のありがたみ」を感じる事ができました。
何か行動する時、コロナというリスクを背負ってでも、今やりたいこと? 今行きたい場所?
本当に今会わなければいけない人?・・・など自分にとって本当に大切なもの・大切なこと・
大切な人はだれ?と色々と考える事もありました。
時代が変わっても、場所が変わっても、コロナでも変わらないものがあること。
時間は同じように過ぎていく。窓を開けていると鳥のさえずりが聞こえる。雨の日も、晴れの日も、
寒い日も、暑い日もある。人には優しい真心がある。
又出口の見えないコロナ禍の時代に自分だけがこんなに努力しているのにと思ってしまう人も
いたかもしれませんが、コロナと深く関わって今日まで日々奮闘してこられた医療従事者や
保健所職員の方々には本当に頭が下がる思い、感謝しかありません。
これまで色々不自由な事が多いコロナ禍ですが、今後少しずつ感染対策による制約が緩和されれば
「面授面授」での少林寺拳法の修練が可能となり、コロナ禍で学んだ「日常のありがたみ」を身を持って
経験した事で、コロナ前以上に拳士同士の絆が深まる日が来るのではないでしょうか。
伊藤 寿弘