戦争体験が人生を決めた話

本日、福島市社会福祉協議会の副会長に選任された方の
挨拶を拝聴しました。戦争体験が人生を決めたという話です。

彼は、5歳の時に満州で終戦を迎え、ソ連軍が攻め込んで来て、
家族を身ぐるみ剥ぎ取り、額に銃口を突きつけられたことを
覚えているそうです。そして、帰国してから、弱者を助けられる
人間になろうと心に決めて生きてきたということです。
少林寺拳法の開祖ばかりではないのですね。福島にも戦争体験を
生き方の原点と位置づけて生きている人がいるのです。

彼は、福商で剣道(福武協の前会長、梅宮先生は、後輩だそうです。)で、
福島大学では空手で鍛え、高校の教師生活を歩んできたそうです。
その行動力とバンカラぶりは、痛快で、聴いていて飽きません。
退職してから、町内会や社会福祉協議会の活動を精力的に取り組んで
いらっしゃいます。

「弱者を助けたい」と生きてきた人生は、今、ウクライナの状況を見るにつけ、
こんな悲惨な戦争が「自分の生き方の原点にある」と、語っていました。やがて、
自分が助けてもらう立場になるので、それまでもう少しの間お役に立ちたいと
意気込んでいました。

さて、私が「命の危機」を感じたのは、東日本大震災の津波です。福島市には
津波は来ませんが、被災者には自分の命の半分を差し出しても惜しくない気持
ちになったのは、昨日のことのように覚えています。体験って、人生を変える
ものですね。

戦争という惨事は体験したくはありません。戦争体験者はどんどん減少してい
ます。思い出したくない、口にしたくないと思っていらっしゃる方も多いと
思いますが、戦争の悲惨さを後世にに残すために、私たちは正しく聴き取って
伝えていきたいと思います。なんて言ったって、少林寺拳法の拳士ですから。

結手

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